アクティベータ療法とは
カイロプラクティック アクティベータ療法
どのような療法か?
身体は、内臓系、内分泌系、免疫系、筋骨格系、神経系などのシステムによって成り立っていますが、それらの調和・コントロールを行うのは脳・神経系の働きによるものです。
身体に痛みが起きている状態のとき、大抵、検査してみますと関連部位の筋力の低下、筋肉の緊張、圧痛などがみられます。これらは、神経系の機能低下により生じたもので、アクティベータ療法では、検査により施術の必要な箇所を特定して、問題のある関節や筋肉にアクティベータ器を使って刺激を行います。
この振動刺激が神経を活性化させ、筋肉は本来の機能を回復し、骨格をしっかり支えられる状態にします。それに伴い、関連部位に診られた筋力の低下、筋肉の緊張、圧痛がなくなり、痛みなどの症状も軽減していきます。
問題のある関節にパチ、パチ刺激を加えるだけで硬くこっていた筋肉が柔らかくゆるんでいきます。これには、筋肉は揉まないとゆるまないと思いこんでいた方には、不思議がられます。
アクティベータ器による刺激は、基本的に痛みを伴うことはありません。刺激する部位によって、その強さを調節できますので、お子さんからご年配の方まで安心して受けていただけます。
アクティベータ器

アクティベータ器は、アクティベータ療法専用に開発されたバネの力を応用した器具で、それが使われる前は、問題のある関節などに指で刺激をしていたそうです。
アクティベータ器もより高い施術効果がだせるよう、どんどん進歩してきています。
検査・施術について
アクティベータ療法における検査法は、特徴的なものです。
- まず、患者様は、アクティベータ療法専用のベッドにうつぶせの姿勢で横になっていただきます。(基本的には、うつぶせの姿勢の状態で検査・施術を進めていきます)そして、腕を上げたり、顔を左右どちらかに向けるなどのポーズをとっていただきます。
- そうしたポーズをとっていただくことで、特定の部位の関節における神経の流れの異常の有無を診ることができます。もし、異常があれば、左右の脚の長さの違いとして現れます。
※ このときの脚の長さの違いとは、脚の筋肉の緊張によって一時的に生じてそのように診えるもので、実際に脚自体の長さが伸び縮みするわけではありません。
- 検査で問題のある部位が特定されたら、アクティベータ器を使って、軽い刺激を加えます。
- 刺激を加えてその部位における神経の流れの異常が改善されれば、左右の脚の長さが揃います。つまり、脚の筋肉の緊張が起こらなくなるわけです。
- こうした一連の(検査)⇒(刺激)を足から頭まで全身にわたって行います。特に症状のある部位については、細かくチェックします。